お報せの板

随分とあわただしく、そして暑苦しい9月を送っています。

後者はともかくとして、前者については振り返ってみても「なぜに今月こんなギッシギシに予定を詰め込んだのか」と自問して憚らないわけですが、

そこは思いつき大臣、更に課題を追加投入しまして、23日までに新しい什器とフリぺを作りましょっか!と己で己を追い込んでいます。こうやって予定って埋まっていくんですね。たとえ埋まっていたとしても埋めていくんですね。

ブレーキ役って大事なので、皆様どうか自分の心にブレーキを備え付けるのだけは忘れないでください。


ということで、23日のお報せです。

藤沢駅近辺の道路で開かれる【藤沢エリア】9/23,24

秋葉台公園を中心とした【遠藤・御所見エリア】9/23

遊行寺一帯の建物を使用する【遊行寺エリア】9/30

以上三つのエリアに分かれてお祭りが開かれます。


このうち遠藤・御所見(ごしょみと読むそうです)エリアでは、市内のマーチングバンドによるマーチング大会や、野外ステージでの太鼓、フットサルフェスタなどが行われ、また同会場にて

手作りアクセサリーなどを販売する「ふじさわてづくり広場」

飲食、販売、ワークショップなどを通じて藤沢をよりよく知る「地産地消屋台村」

そして本の市場「ブックマルシェ」が開かれます。

これに私こんぶトマト文庫はBOOK PORT CAFE店主と共に出店することにしました。連名になったので名前がいっとう長いです。


今企画の主催は、さがみはら一箱古本市の開催などもされているkafkaさん

それ以外にも鵠沼海岸にある映画館「シネコヤ」での活動などいろいろ精力的に動いておられて、いつもいい刺激を頂戴しています。


しかし今回頂戴した刺激はちょっと凄い。

このブックマルシェに、先のチラシにも記載がありましたが、BOOK TRUCKさんが来るんですよね。

BOOK TRUCKは上をご覧のとおりめちゃくちゃかわいいトラックで本を販売する移動型の本屋さんで、店主の三田さんは横浜市旭区にある「BOOK STAND 若葉台」の店主でもあります。そしてBOOK TRUCKはYOASOBIとコラボしたこともあるという、大変俗な言い方ですが、大物です。

そんなBOOK TRUCKが藤沢市民まつりのブックマルシェにやってくるとのこと。とても楽しみです。きっと私はお店番をBOOK PORT CAFE店主に任せてそちらへ遊びに行くことでしょう。どうかよろしくお願いします。


そんなこんなで、主催のkafkaさんの出店も併せて11組、そしてBOOK TRUCKを含め計12店の様々な在り方をした本屋が並んでマルシェを開きます。

屋外での企画のため、雨天時は中止となります。

今のところ、金曜日まではやや天候が崩れる見通しではありますが、なんとか土曜日には持ち直してくれることを期待しています。


いつまで続くのかわからない残暑は、どうやら今週末まで影響を及ぼすようです。

もはや慣れっこになりつつある暑さ対策も忘れずに。

ご来場お待ちしています!

9月14日(木)は藤沢市役所5階アトリウムにて、藤沢市のトライアルサウンディング事業を使用してBOOK PORT CAFE店主と共に出張BOOK PORT CAFE『舫』を開きます!

そもそもトライアルサウンディング事業とはなんですかという話だけ少し。

トライアルサウンディング事業とは、自治体(今回の場合藤沢市)が保有している物件・土地を有効活用していくための取り組みです。

すごくざっくりした解釈ですが、自治体が持ってる場をうまいこと市民生活の活性・経済活動の循環に組み込めていけないかということを、その場を民間の事業者や団体に貸して何かしらの事業をやってみてもらって、実際にこういう事業を行なったらこれくらいの収益が出ました/出ませんでしたということを試験していく事業、とのことです。

随分ざっくりした話だな、と思われるかもしれませんが、藤沢市の公式HPにはよりざっくばらんとした表現を用いて説明されています。めっちゃはっきり「実験」と書かれています。

ご興味ある方は下記URLをご覧ください。


13日に出店するイベント「本とおいしいものとすてきなもの」の主催である百色眼鏡さんからこの事業のことを教えてもらう、実際に藤沢市役所へお邪魔してご紹介いただき、実際にやってみますか、となりました。


で、今回出店する「アトリウム」ってなんですかという話です。

これは私も全然知らなかったんですが、藤沢市役所の5階に、いわば中庭的な空間があるんですね。四方をガラス・もしくは壁に囲われて、天井は完全に吹き抜けていて青空がよく見える、話だけ聞くと閉塞感があるようですがむしろ不思議な解放感がある空間。

どうやら本当に僕が知らなかっただけの話なのですが、藤沢市役所の5階フロア半分は市民に広く開放されている場のようで、アトリウムの他には各々好きに勉強・仕事・読書・サボりなどに耽っている「ラウンジ」があり、また広々として開放的な「屋上庭園」もあります。たまたま行ったのが夏休み中だったからか、10代の学生さんたち向けに開放された自習室もありました。

市役所というと種々様々な人が各々の用事を手早く済ませるために訪れる場、という印象がありましたが(もちろんそういう場ではある)、5階に漂っている雰囲気は、どちらかと言えば図書館のソレに近いものを感じました。非常にゆったりとした、自分のための時間。

とはいえそこは静かにしなくてはならない場、というわけでは決してなく、気の置けない友人と朗らかに談笑するシーンも幾度か目撃しました。無論その横でベンチに座り一息ついている人もいるので、屋内にある公園、といった風がより近しいかもしれません。


この日は名前の通りBOOK PORT CAFEが出張します。

BOOK PORT CAFEは現在茅ヶ崎市の平和学園すぐ近くにあるブックカフェなのですが、そこでは喫茶を楽しみながら「本を読む」「本を借りる」「(内設のこんぶトマト文庫にて)本を買う」ことができるブックカフェです。

それをおおよそそっくりそのまま出張させます。

アトリウムにはもともとベンチや机・テーブルが設置されているのでそこで本を読むことができますし、登録は必要になりますがその場で本を借りることもできますし、こんぶトマト文庫も出店するので本を買うこともできます。

ドリンクは普段と違うものとなりますが、両店主厳選の飲み物(試飲楽しかったです)を提供します。


また上記の通り普段からアトリウムを利用されている方々が多くいらっしゃる中での出店となりますので、可能な限り普段の利用を阻害しないよう営業する方針です。

もしこれをご覧になっている方のなかで普段アトリウムを利用されている方がいらっしゃいましたら、普段と変わりなくご使用いただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。


今回は何もかもが初めての試みですので、今からとても緊張しています。

果たして無事終わるのか、そもそも無事に始められるのか。

これまた平日の昼間となりますが、ご来店お待ちしています!

9月13日(水)は、茅ヶ崎市役所前にて開かれるイベント「本とおいしいものとすてきなものvol.3」に出店します!

主催は「ちいさなえほんや百色眼鏡」さん。

藤沢・茅ヶ崎一帯で開かれている様々や野外イベント・マルシェなどへ精力的に出店されている無店舗型の本屋さんです。

先日は藤沢市のトライアルサウンディング事業として、藤沢街道沿いにある「旧・桔梗屋」を利用して絵本の販売も行なわれていました。

そんな百色眼鏡さんが7月から始めたイベント「本とおいしいものとすてきなもの」は3月までで計14回を予定しています。すごい。

本を中心として、様々な出店者が集うこのイベント。今回は本の他にはコーヒー・クラムチャウダーとパン・紙芝居・リラクゼーションなどなど多岐に渡るジャンルの方々が出店されるとのことです。

どんな場になるのか、今からとても楽しみです。


また出店者も募集されているとのことなので、ご興味ある方ぜひとも下記インスタからお問い合わせください!

この日私は、一箱古本市でいつも使っているタープテントの他、ここ最近ガンバって作っているnew什器を引っ提げて参加させてもらいます。

平日昼間ではありますが、ご都合あう方ぜひともご来場をお待ちしています!

あまり大仰な話ではないのですが、10月以降のこんぶトマト文庫の活動あれこれに関わってくる変化がひとつありますので、簡便にではありますがお報せです(辞めますとかそういうのではないです)。


こんぶトマト文庫は、各プロフィールにもあるように、私が他に生計の柱となる本業を構えた上で、生活余剰として設けられた資金や時間を用いて運営しています。それ故に売るにしても何をするにしても規模も頻度も限られていて、前提となる本業を著しく欠損するようなことは行なわないことを是としてやってきています。それは今後も変わらずの方針となります。


この半年近くは比較的自由な身の上で企画の立案・参加も融通が利いており、またそれ以前も決まった日程で休みがある職に就いていたため、あまり無理することなくコンスタントに在店等々ができていました。

10月以降については、現時点で未確定ではありますが、シフト制で休みのルーティンがまちまちな職に就く予定としています。まだこれから面接等があるのにそれを前提に話を進めていいんかいという気持ちもありますが、そこは何とか今後の自分の人生に係るところの話ですし、何とか収まるところに収めていきたい所存です。


で、そうなりますと

今お世話になっているBOOK PORT CAFEにて、毎週可能な限り行なっている日曜日の在店や、定期的に開催していた一箱古本市などのイベントも、果たして今後変わらずやっていけるのだろうかと考えたとき、ちょっとそこは変わらざるを得ないかもしれないねとなっています。無論、ろくに休みが無いどちくしょうなお仕事に就くつもりは更々ありませんし、今の家から越して遠くに住むつもりも同じくありませんので、BOOK PORT CAFEとの関係はこれからも引き続きよろしくお願いいたしますという話なわけですが、いずれにせよ「これまでの生活リズムの上で培ってきたパターン」をいったん切り崩して、「10月以降の新しい生活リズムの上で培えるパターン」への移行をする必要があるのだろうと思っています。

なので本当は

「11月3日(金・祝)に一箱古本市やります!出店者募集中です!」

といったことを告知したいのはやまやまなわけです。そろそろ募集する時期に差し掛かっていますし。

しかしいかんせん、私の10月以降の進退が定まっていない現状でこれを勢いで告知して、いざ入社して最初にやることが「是が非でも何をしてでも11月3日の休みをもぎ取る」というのは、滅茶苦茶にこう、君何しに会社来てんと思うわけです。ぺーぺーの環境下でそれは権利である云々と主張する豪胆さはあいにく持ち合わせていません。

(脱線話ですが、労使関係って何とも面倒をたくさん内包しているよなぁと思う昨今です。労働者の誰しもが経営者目線になって滅私したらホンモノ経営者が喜ぶでしょうけど下手すりゃ使い捨てポイですし、かといって労働者がひたすらに己の権利主張ばかりしたら何もかもが成立しなくなる臨界点がやってこない?とも思うわけで。こういう考え方自体が経営者側を喜ばせる発想であるのだろうと思う気持ちもありつつ、気持ちだけでは物理法則変わってくれないんだよな…一人は一人なんだよな…という実感もあり。元より「完璧なバランス」と「満足いく回答」の存在が不明瞭な中で、それでもなお「より善き関係」を目指していくことについては不断でありたいと思います。閑話休題)


そういうわけで、こんぶトマト文庫は10月以降どういう感じで動いていくのか今のところわかりません。

先にも挙げた一箱古本市のように、これまで定例としていたことの今後については現時点では未定ですし、お店に行くのもどれくらいの頻度になるのか全くわかりません。

とはいえ、BOOK PORT CAFE店主と作っている『舫』は引き続き作成していきますし、BREWBOOKSの棚も変わらずです。また、塩漬けにしてしまっていてそろそろ引き上げなくては…と焦っているものもいくつかありますので、そういうものに着手する機会とも言えます。そういうのって、その都度きちっと片を付けないと永遠に眠ったままになりますよね。やっていきましょう。各位。


ということで、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

気づけば2週間くらい経っていて、状況は既に次に進んでいることを百も承知の上で、

でもきちんと振り返りをしておきたいと思いました。

ので、簡単にではありますが7月2日の話。


7月2日(日)はBOOK PORT CAFE前で一箱古本市を開きました。

初めて一箱古本市を開いてみたのが2021年11月、それから4ヶ月ごと定期開催を維持し続けてきて今回で通算6回目となりました(秋は2回開いているのを1回とカウント)。


開催日前後は天気がどうにも不安な様相で、果たして無事開催できる天候だろうかと心配していましたが、当時はしっかり晴れ渡った青空が広がっていました。むしろやや暑いくらい。とはいえ、翌週の日曜は雨が降ったりやんだりと心落ち着かない天気でしたし、それに暑いと言ってもここしばらくの猛暑に比べたらかわいいものなので、つくづく恵まれた天気だったのだろうと思います。

いつものテント設置。に加え、多少なりとも風や日光の直射を避けられたらと思い、今回から両側面に幕をひとつずつ設けてみました。

会場であるBOOK PORT CAFEの真横はコインパーキングとなっているので、よほど車が停まっていなければ見通しもよく、ということで即席の看板(看布?)を設けました。

実際は写真で見るより目立つようで、来場者からも「なんかやってるのが見える」と言われました。

次回はより見栄えする色に変えてみてもいいのかもしれない。



今回の出店者さんは皆出店ははじめましての方ばかり。

①ブックマンションの棚主でもあり、またあちこちの古本市へ顔を出してはひと手間かけた陳列とテーマで目を引く「1neko.」さん。

こんぶトマト文庫、ということで回文をテーマにした「場とことば」と題した場を用意していただきました。

こんな屋号名乗っておきながら本当に恐縮なのですが、私はめっぽう言葉遊びが苦手です。なんでみんなそんなもの思いつくの?といつも思っています。なのでこのように真正面から回文をきっちりテーマとして提出されるとただただ平伏するばかりです。


また1neko.さんの粋な計らいで、当日は皆で笹に短冊を貼りつけました。



②元星の王子さまミュージアム職員で、現在星の王子さま専門の移動書店実現のためのクラウドファンディングも行なっている(達成おめでとうございます!)「Librairie B612」さん。

星の王子さまは聖書に次いで発行されている書籍だそうで、日本語版だけでも実に70種ほどの"星の王子さま"があるのだとか。無論その影響は書籍に留まらず、音楽やゲームなどにも星の王子さまを題材としたものが見受けられます。

等々といった、星の王子さまにまつわる様々なお話を伺いました。岩波少年文庫で刊行され続けているのですが、その時々の情勢や出版界の動静によって装丁が変貌しているのが一作品で観測できるのは大変面白かった。オイルショックの頃は簡素なものになっていたり。


そういえばうちに1枚星の王子さまのCDがあるのを、本当に今これを書いている中で思い出しました。こういうのは普通古本市やる前に思い出すものなんじゃあないかと思いつつ引っ張り出してきたのがこれです。

フランスの名優、ジェラール・フィリップによる朗読CD。仏語はさっぱりなのですが、管弦楽団の音楽を背景に語られる星の王子さまの物語は、流して聴いているだけでも心地良い。なぜこれを私が持っているのかは甚だ不明です。どっかできっと買ったんです。私はそういうことをする。


閑話休題。

先にも少し触れましたが、Librairie B612さんは現在クラウドファンディングを行なっています。

昨日無事目標を達成され、現在はネクストゴール達成に向けて活動されています。

ご興味ありましたら下記リンクをご参照ください。



③最後は、5月に群馬の朝陽堂さんで開かれた古本市に参加されたのをきっかけに古本市に興味をお持ちになり、そして次は茅ヶ崎へやってきた「のびたねこ」さん。スリップを引き抜くとねこがのびて出てくる、のを会計時にひたすら楽しませていただきました。

主催する側の発言としてどうだろうと思いつつもですが、一箱古本市に参加される方々って行動力凄いですよね。話を聞いているとそのうち全国津々浦々参加して回っていくんじゃないかってくらいあちこちに赴かれている。

ちなみに朝陽堂さんはのびたねこさんきっかけで知ったお店なのですが、築245年の建物をリノベして作られたお店とのこと。積み重ねられた時間があればこそ醸し出せる雰囲気が画面越しに匂い立ちます。

今前橋で吉増剛造の展覧会がやっているし併せて行ってみたいな、と思ったのですが、もはや日本海の方が近いくらいのところに位置しているのですね。


以上3組出店のもと、11時から16時まで古本市を開きました。

正午を回るまではのんびりした立ち上がりでしたが、午後に入ってからは多くのお客様に来ていただき、店前の市はさることながら店内も有難い混み様で、たくさんの古本市の本のみならず、店内の新刊書籍もご購入いただきました。

先述の通り天候にも恵まれ、大変良い一日になりました。

が、やはりとは言っても課題はしっかりあったので、次回以降の宿題としたいです。

関係者各位、そしてご来店・ご来場の皆様、誠にありがとうございました。

年三回BOOK PORT CAFE店前で開いている一箱古本市、今年の第二回を7月に開催します!

日時:2023年7月2日(日)11~16時

   お店はカフェ・本屋ともに10~18時営業です。

場所:BOOK PORT CAFE

   茅ヶ崎市富士見町5-11-1

   神奈中バス・江ノ電バス「平和学園前」下車徒歩1分

   提携駐車場なし(隣接したコインパーキングの他、近隣に駐車可)


また今回も出店者を募集しています。

スペースの都合上、先着で3組までとなります。

下記募集要項をご参照の上ご応募ください。

(6/3追記)

定員に達しましたので募集を終了いたしました。


その他ご質問等ありましたらこんぶトマト文庫までご連絡ください。

どうぞよろしくお願いします!

このところすっかりご無沙汰なブログで申し訳ありません。

その分インスタを最近頑張っています。

つくづく自分は文章を書く仕事に指向しなくて良かったなァと思っています、長い文章を書くことができない。考えがあちこちに散らばってうまくまとまらない。



ゴールデンウィークも既に終盤。連休だった人もそうでなかった人もいかがお過ごしでしょうか。

私は例年、というよりこれまでの仕事では、ゴールデンウィークどころか年末年始も平常運転気味なところで働いてきていたので、おそらく学生時分以来に大型連休を享受することになりました。結構浮かれていました。

でもふたを開けてみたら、「空いてる日がそれだけあるなら企画の準備に突っ込めばいいじゃない!」という、結局のところいつも通り自分で仕掛けた落とし穴に頭から突っ込んで足をジタバタさせて苦しむような毎日を送っていました。見ちゃいられない。今日ようやく落ち着いたきらいがあります。

そんな七転八倒四苦八苦の末、無事5月3日から企画を開始することができました。以下その宣伝になります。


5月3日(水・祝)〜5月24日(水)

茅ヶ崎のおもて珈琲さんにて2つの企画を同時開催します。

【肖像〈ポルトレ〉に近づく】

【読む楽しみ、編む愉悦 二冊目】

以下それぞれの企画の概要です。

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【肖像〈ポルトレ〉に近づく】

20世紀末から今世紀初頭にかけて、写真家・上田義彦氏が撮影した38人の巨匠の姿。当時編集担当だった田畑書店社主・大槻慎二氏の取材記も合わさった読める写真集『ポルトレ 普及版』。

本誌で使用された写真、及びそれぞれの取材記の断片のパネルをおもて珈琲店内に展示します。

店内では本誌の閲覧、また販売も予定してます。

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【読む楽しみ、編む愉悦 二冊目】

詩歌や小説にエッセイなどを一編にまとめたリフィル。自分で好きなものを選び、それを好きな順で編み遊べる「ポケットアンソロジー」。

本企画は昨秋に同店で開かれた合同展「anthology」にて参加した企画の第二弾です。前回ご好評いただいたリフィル立ても、今回追加するものに合わせて増産予定です。




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【おもて珈琲さんについて】

JR辻堂駅から徒歩8分程にある喫茶店。落ち着いた色調の店内には店主所蔵の書籍があちこちに置かれており、美味しいご飯や珈琲を味わいながら読書を楽しめます。

開店時間:10〜17時LO

定休日:月火(祝は営業)

会期は5月24日(水)まで。

どうぞよろしくお願いいたします!


はい、ご覧いただいた通り、既にこの企画始まっています。

ブログにもろくにアップしておらず、一体何がホームページなのかと自問するばかりです。温め続けてもうしっかり中まで炭化してそうなアイディアもあるのですが、いい加減それを形にしていきたいです。脳みそに入ってるばかりじゃあまり意味がない。


とはいえ、むやみやたらと走ってそこかしこに頭ぶつけてスッ転んでばかりでは心身痛めるばかりで何もならない。ので、今日は荒れ果てた家の片付けに勤しみたいと思います。

気が付けばあっという間に3月となり、私は昼夜問わず目と鼻を襲い掛かってくる花粉に連戦連敗しています。ちっさいころからずっとこれなので、もう慣れたといえば慣れたものです。辛いです。


さて、 2月は比較的おとなしくしていた(というより停滞していた)1か月でしたが、3月以降はいろいろと催し物や活動の変化があります。



①3月5日(日)一箱古本市

絶対にしゃちほこばらずにやるぜ!という姿勢が功を奏しているのか、今回で無事計5回目の開催となります。お天気が若干不安な気配ですが、その場合はBOOK PORT CAFE店内での開催を予定しております。

いつもお店の前の道路に面したところに「一箱古本」と冠した箱を置いてそこで古本を売っているのですが、結構通りしなに覗いていかれる方が多いんですよね。そのままご購入していただくこともしばしば。決して往来が多いわけではない道を歩くそういう方々が「なんか今日あそこテント立ってんだけど」ってなってそのままフラッと寄ってみる、そういう市にしていきたいです。

古本市自体は11時から16時まで。カフェ・本屋はいつも通り10時から18時まで開いています。



②3月31日(金)ブックマンション最後のお店番

2020年1月から始めた、吉祥寺にあるシェア型本屋「ブックマンション」を、3月31日をもって辞めます(抜ける、卒業する、退去するetc.のどれがしっくりくるのだろうか)。理由としては、日ごろのたつきである本業に大きな変動があり、生活の中でそちらに専念するウェイトを大きくしたいということで、今年の1月に決めました(茅ヶ崎のBOOK PORT CAFE内の店と西荻窪のBREWBOOKSさんのシェア棚「ブックセラークラブ」は継続します)。

それについてオーナーの中西さんともこれこれこういったことを考えてるんですよって話をしたら、「じゃあこういう資格もいいと思いますよ!」とまったく想像してなかった角度からのアドバイスも貰いました。自分にない視点からの一言はつくづく面白い。3年間、本当にお世話になりました。

ということで、在籍ラストデイにお店番します。毎回何かしらテーマを掲げてお店番していたのですが、今回は「本屋の中にある本屋」と題して、本屋の中に本屋を作りたいと思います。什器から。

開店時間は13時から、閉店時間は考え中です。なるべく長く開けていたい。持っていくたびになんだかんだご好評を博していたアレも持っていこうと思います。



③5月3日(水・祝)~5月24日(水)おもて珈琲二度目の企画

昨秋、茅ヶ崎のおもて珈琲さんにて「読む楽しみ、編む愉悦」という、田畑書店さんの「ポケットアンソロジー」を販売する企画を開きました。この時は私の他に陶と絵の展示もあり、その三者が交叉した合同展「anthology」の片隅で開いていたのですが、手前みそながらとてもいい企画になりました。

そして今回は、同じく田畑書店さんの「ポケットアンソロジー」と、それに加えて昨年同社より発売された『ポルトレ<普及版>』のパネル展を同時開催します。


大島渚、安岡章太郎、城山三郎、大野一雄など、後世にその名を遺す巨匠たちの肖像(ポルトレ)を収めた一冊。これに載せられた写真や文のパネルを展示します。

企画名「肖像(ポルトレ)に近づく」です。

詳細の詰めやチラシ作成などできましたら改めてお伝えできればと思います。少し先の話ですが、こちらもよろしくお願いします。


と、いろいろと企画のお報せをしました。

最後に、企画とは関係なくこれからのこんぶトマト文庫について。

先にも少し触れたように、本業に変動があったため、3月以降はBOOK PORT CAFEへの在店も以前よりは少なくなると思います。具体的に言えば、おそらく水曜日の在店が難しくなります。書評もあるので日曜日は引き続き在店していくよう予定組みます。

もとより週5日本業+週2日在店というバランスだったのは、自分にはちょっと余裕がなさ過ぎたなと今更ながらに反省点です。本屋界隈、週休ゼロの人から週休7日の人まで幅広いので、自分に即したやり方をその都度確立させ続けていければと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

一昨年の秋に初めて開催し、昨年は4ヶ月に一回のペースで計3回開いた一箱古本市。

今年も変わらず3月、7月、11月の年3回やります!


一回目は3月5日(日)の11時から。

申し込みの締め切りは2月15日(水)となります。


今回から少々要項の変更がありますのでご注意ください。

ざっくり言えば募集が抽選から先着となりました。また、ひとつ前の古本市に参加いただいた方は次の回では補欠での受付と扱わせていただくことを明記しました。

以下要項をご確認の上ご応募お願いいたします。

ご応募お待ちしております!


2022年以前の募集要項と以下の点が異なっております。

・募集が先着順となりました。

・出店された方は次回参加希望の際に補欠とさせていただく旨を明記しました。

その他につきましては変更ありません。



〈開催要項〉

開催日:3月、7月、11月の第一日曜日

開催時間:11時~16時

参加費:500円(BOOK PORT CAFEのワンドリンク付)

募集人数:先着3組 各回ごとに募集を行ないます。

     ひとつ前の市に出店された方は補欠での受付とさせていただきます。ご了承ください。

開催場所:BOOK PORT CAFE店頭

雨天:店内にて開催予定、荒天が予想される場合は中止となります。

屋号:決めてきていただけると楽しいです。


〈販売するものについて〉

後述する寸法の箱の中に入る分の古本のご用意をお願いします。

それ以外に、雑貨など販売したいものがある方はあらかじめご相談ください。


〈古本販売について〉

箱のサイズ:タテ22cm×ヨコ30cm×タカサ15cm

      この箱は当方で用意します。個別にご用意していただく必要はありません

売り場:BOOK PORT CAFE店頭に3か所用意します。

    それぞれ異なる形態の売り場となります。場所は当日開催前に抽選を行ないます。

会計方法:BOOK PORT CAFEにて一括 古本市終了後に清算

スリップ:売値と屋号もしくは名前を書いたスリップをあらかじめ挟んできてください。

     決まった形式はありません、お好きな紙・レイアウトで作成してください。

スリップとは…新刊書籍に挟まったりしている、書誌情報などが記載された細長い二つ折りの紙。短冊とも。


〈ざっくりとタイムスケジュール〉

10時半~ 箱主集合、場所抽選

11時~ 開始

この間ずっと在店している必要は無く、その間の箱管理は主催側が代行します(雑貨等を販売される方は商品管理・会計を行なう方の常駐をお願いします)。

16時 終了 ~売り上げ清算


〈注意事項〉

・取り扱う本は古本のみとさせていただきます。

・公序良俗に反する本、人権の侵害を目的とした本、差別の煽動を意図した本を販売しないようお願いします。あらかじめ選書の内容について申請をいただく必要はありませんが、この事項に触れる場合、出店をお断りすることもあります。ご了承ください。

・新型コロナウイルスの感染状況によっては主催者判断で中止とする可能性があります。ご承知おきください。

以上の要項を確認した上で、

①名前(本名以外可)

②連絡先

以上2点をkontomabunko@gmail.com、またはこんぶトマト文庫のツイッターもしくはインスタグラムのDMへご連絡ください。


みんなで古本を楽しみましょう。


主催:こんぶトマト文庫

協賛:BOOK PORT CAFE

『最高の三十代 ~Perfect SAN-JU-DAI~』という本を作りました。

詳細は↓から。

以下寄稿者の紹介と作品を掲載順にしていきます。


ぶんちん

表紙中央の絵にもなってる眼鏡のひと。「まにまに」の一味。先日発売した『生活の批評誌vol.5』にイラストも寄稿している。

『そんなことも忘れていたの ―2022年8月6日の日記―』

締め切り日直前に書かれた、ある日の出来事と照らされた煩悶の在りどころ。何も偽っていないはずなのに、感情にも行為にも噓臭さが浸漬している。筆をおくことも視野に入れたことも告解する日記が行きついた場所は、この一冊の冒頭を飾るに相応しいものだと思う。



斜田章大

劇団「廃墟文藝部」の作演出をしているひと。作家なので仕事が早い。修正もない。受領する側として最高のひと。

『三十路オブザデッド』

二十九歳を終えて三十歳を迎える夜に僕が想起する、亡き祖父と折り鶴の思い出。遊び人だった祖父には自身も把握していないほど多くの孫がいて、僕の事を孫としての順番で「八番」と呼んでいだ。過去と現在の静かな交差に未来を見る短編小説。



こんぶトマト文庫

私です。

『その血のさだめを袖にする為の』

裏話。当初はもっとちゃらんぽらんなことを書いておこうと思っていたのですが(ジモティーでもらったベッドで寝たら背中を痛めた話とか)、脳ミソの隘路に陥ってそういうのじゃないなと思い直して全部没にして出てきた結果が、"家族"を主題に沿えた怨嗟と憎悪と希望の煮凝りのようなものでした。後半部はイトイ圭さんの漫画『おとなのずかん改訂版』の話になります。



KANAMORIN

こんぶトマト文庫のロゴを作ったひと。「白線の内側」の一味。いつか神奈川か東京かのどこかでライブいけばなパフォーマンスやってくれないかと思っている。

『たゆたう』

写真と言葉の協奏。言葉を生業にしているわけではなく、むしろその不確実さに対して慎重な姿勢を持つ著者が紡いだ言葉には、とても実直で剛健なもので存外な心地よさがある。



舟橋孝裕

ベーシスト兼エフェクター蒐集家兼夫兼父親なひと。「白線の内側」の一味。子煩悩なグッドダディ。

『最高の30代殺人事件』

ある日俺は『俺』に呼ばれた。いわく「30代の『俺』たちで集おうじゃないか」。人里離れた別荘地へ呼び出された俺は、そこで各年齢の『俺』と出会う。主催の『俺』が「皆で存分に話し合って30代最高の瞬間を決めようじゃないか」と声高に宣言したその夜、ひとりの『俺』が殺された。サスペンスでもなくミステリーでもない、『俺』による『俺』のための『俺』の小説。



ぴよ丘すぐる

ホビー好きでコスプレもしているひと。絵を描いたりユーチューバーやったり、それにつけても超人気質。

『ダイホージョー!銀しゃりプリンセス』『キラメキウールドリーマー』

女児向けナンセンスえっちまんが2本立て。「ハッピーなものを作りたかったから」という理由一つで生まれた快作。放っておけば大気圏外まで勝手に飛んでいきそうなほどに推進力がある作品を、強靭なあとがき一つでがしっと地に足つかせているバランスが秀逸。



かしやましげみつ

こんぶトマト文庫と名付けたひと。演劇ユニット「孤独部」「あたらしいまち」主宰のほか、「白線の内側」の一味であり「まにまに」の一味。レンタカーで車中泊をしながら八重山諸島を巡るアクティブな旅好き。

『目覚めたら異邦』

ある日、目覚めたらそこは慣れ親しんだ町ではなかった。仕事を終え、自宅に帰り、部屋のベッドへ横になったはずだった。しかし、目覚めたそこは見知らぬボロいドミトリーだった。直感的に思った、ここはインドなのではないか。うだった頭で見る夢のような、どこかそっけない優しさと諦めにも似た希望を感じられる異邦譚。



瀬乃一郎

音楽をつくるひと。「白線の内側」の一味。先の「廃墟文藝部」の劇伴のほか、ソロ名義AMAREISなどでも楽曲を発表している。ZABADAKで盛り上がる。

『アンダーカレント』

真っ暗な寝室で、毎夜物思いに耽るわたし。なかなか寝付かせてくれない、心身の奥底に流れる音に耳を向ける。長い暗闇の果てに明滅する、きっとそれが夜明けであるものを抱きしめる。



吉村桜子

たまに絵をかくひと。活動不定期ゆるふわ演劇ユニット「まにまに」の一味として作演出もしている。

『みづいろの日』

ある日の夜の一幕、追懐と夢想のマーブル模様、その淡いを優しく湛えたままに日々を生きる、記録のような童話のような、まちの一景。



赤井千晴

怪奇紙芝居をしているひと。何を話し始めても怪談が始まる雰囲気が出る。

『「最高の三十代に至るまで」』

今、最高の三十代を迎えている。しかしそれに至るまでの幼少期、十代、二十代の人生は負が積もりゆく地獄だった。凄絶な半生を堂々と綴り切った自叙記。



コマダカズキ

ドラムを叩くひと。プログレッシブ暗黒青春パンクバンド「パイプカツトマミヰズ」の一味のほか、ヒップホップのソロユニット「チリアクタ」として活動中。多芸。

『書評 梨野飛礫『ヒラリーステップ』』

架空の作家、梨野飛礫の新作『ヒラリーステップ』の書評。過去の二作品から見えてくる梨野作品に通底したテーマを踏襲する傍らで、新たな「最高」に挑み続けることを称揚する新作を紹介する。



@yugapanda

自動生成される音楽を作っているひと。「まにまに」の一味。arthurが好き。

『メイキングオブ最高の三十代ジェネレーター』

今回のテーマは「最高の三十代」であって、それに則って書かれた他の人たちの文章は当然「最高の三十代」なわけであって、ならばその文章を用いて作られた音楽は当然「最高の三十代」に適っているわけだ。という理屈から生まれた、「最高の三十代」の音楽の作り方。



表紙や中の挿し絵を書いてくれたひともご紹介。


河合真維

イラストレーターをしているひと。「まにまに」の一味。羽海野チカが描くキリンのようなひと(本当に描いてるかどうかは知らない)。


以上です。

個々のパーソナリティを知っている人にはもちろんのこと、一切合切そうでない人にも楽しんでもらえる1冊になったと思います。


11月27日からBOOTHにて発売予定となります。税込み1000円+送料180円となりますが、直接ご購入希望という方がいましたらこんぶトマト文庫のツイッター・インスタ・メールどれからでも大丈夫ですのでご連絡ください。

友人たちとの共作で、本を作りました。

タイトルは

『最高の三十代 ~Perfect SAN-JU-DAI~』

です。

〇12名の寄稿者が " 最高の三十代 " をテーマに、小説・漫画・詩・エッセイなど自由に書き下ろしたアンソロジー

はじめに

ぶんちん 『そんなことも忘れていたの -8月6日の日記-』

斜田章大 『三十路オブザデッド』

こんぶトマト文庫 『その血のさだめを袖にする為の』

KANAMORIN 『たゆたう』

舟橋孝裕 『最高の30代殺人事件』

ぴよ丘すぐる 『ダイホージョー!銀しゃりプリンセス』『キラメキウールドリーマー』

かしやましげみつ 『目覚めたら異邦』

瀬乃一郎 『アンダーカレント』

吉村桜子 『みづいろの日』

赤井千晴 『「最高の三十代に至るまで」』

コマダカズキ 『書評 梨野飛礫『ヒラリーステップ』』

@yugapanda 『メイキングオブ最高の三十代ジェネレーター』

おわりに


A5判|縦書き|164頁

企画:最高の三十代制作委員会

発行:2022年11月27日

価格:1,000円(税込・送料別)

装画:河合真維



発売は直接お渡しのほか、BOOTHを介した通販を予定しています。現在のところこんぶトマト文庫店頭で取り扱いする予定はありません。

詳しくは下記特設ページより(11月20日現在ではまだBOOTH開設していないのでもう少々お待ちください)。

寄稿者の紹介はちょっと長くなるの別の記事にまとめました。なんかWikipediaみたいですね。



以下、本誌冒頭の序文を掲載します。


この本は「最高の三十代 〜Perfect SAN-JU‐DAI〜」をテーマに、音楽や演劇などを介して知り合った友人たちに寄稿を依頼し、各々から出てきたものをまとめた一冊になります。作品の形態は一切を問わず、またページ数も上限を定めた上で各々の裁量に委ねました。

その結果、小説・エッセイ・架空の書評・詩・漫画・自叙伝・日記・果ては音楽など、実に

多彩な作品が出揃いました。テーマを除いて一切の一貫性がなく、何とも雑誌的な一冊になりました。


最高の三十代、というテーマを掲げる。

一見お茶らけているこの行為に付随している感情や背景は、決して楽しいものばかりではありません。何故なら三十代を迎えるためには、まずおおよその場合ゼロ代と十代と二十代を乗り越える必要があり、そしてそれはエスカレーターに乗っていれば勝手に次階へ着く、といったような容易いものでは無かったからです。人それぞれの困難や辛苦がこれでもかとやってきて、それらをどうにかいなして躱して、時には心身がバラバラになりそうな気持ちを抱えながらもどうにか息をし続けて、そして辿り着けるのが三十代です。

それらを乗り越えた今は自分を取り巻く何もかもがバラ色に輝いて見える、と言うことは、残念ながら全く無いです。むしろ激しく変動し続ける世界だとか果てしなく退行し続ける社会だとかかつては感じなかった肉体の衰えだとか、その他諸々しんどいことが日々新たにコンニチワしてくるので、どちらかと言えば、連日連夜濁った灰色やくすんだカーキをぶちまけたような名状しがたい色味をした億劫さを抱えたまま、目の前にある生活をしています。そしてそれは三十代を経て以降もきっと続いていくのだろうと思います。

それでもなお、そうだからこそ、そんな日常を直視したその上で、私たちは今の自分が今ま

での自分の中で常に最高であるし、そしてそれは日々更新を続けるものである、そう在り続けたい。そう思っています。


こんな酔狂な企画に乗ってくださった皆さま、そしてその酔狂の結晶であるこの本を手に

取ってくださった皆さま、本当にありがとうございます。


文責 こんぶトマト文庫 九鬼将司