今週の書評で気になった本 1月第2週

1月14日(日)神奈川新聞書評欄より


書名:空想の補助線 幾何学、折り紙、ときどき宇宙

著者:前川淳

出版社:みすず書房

価格:2,970円(税込)

ISBN: 978-4-622-09661-0

天文台でエンジニアとして働く一方で、折り紙作家としても活躍されている前川淳さんのエッセイ集。

「前川淳 折り紙」で検索してもらえたらと思うのですが、果たしてこれは1枚の紙からできたものなのかと目を疑ってしまうような折り紙の数々が出てきます。中でもやはり目を引くのは「悪魔」でしょうか。いずれ無謀な挑戦を試みたいところです。ほんとに。

中谷宇吉郎や寺田寅彦のエッセイを念頭に書かれた一冊は、日ごろの仕事〈エンジニア〉とライフワーク〈折り紙〉の中から生まれた思考の結びつきが綴られているとのこと。いわゆる「理系」を専門分野としながらも「文系」の領分の仕事を成してきた人たち。元よりそんな境目など存在しないかのように(そもそも存在するのだろうか)闊達でしなやかな随筆を読んだことがある方もいらっしゃるのでは。

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