今週の書評で気になった本 1月第4週

1月28日(日)神奈川新聞書評欄より


書名:赦しへの四つの道

著者:アーシュラ・K・ル=グウィン

訳者:小尾芙佐、鳴庭真人

出版社:早川書房

価格:2,750円(税込)

ISBN: 978-4-15-335062-5

『ゲド戦記』や『闇の左手』で名の知られたル=グウィンのSF短篇集。

この短篇集は〈ハイニッシュ・ユニバース〉と呼ばれる世界の中で物語られているもので、先の『闇の左手』もこの一群のひとつなのだとか。

ル=グウィンの作品は「人種、性差、社会的な強弱などの差別的な構造や感情の描き方が優れている」と評されている。

今回選定基準があまりにも個人的に過ぎるのですが、『闇の左手』に夢中になった身としては、これは是非とも読みたい一冊。

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